さてさて、1983年10月号の最後の特集、白黒グラヴィアですが、タイトルは
毒をもって、ロックを制す「枯れ木に毒を咲かせましょう」です。
80年代洋楽の黎明期に「毒」と表現されたアーティストは以下のとおり。
Elvis Costello & The Attractions
きらびやかなイギリス勢の中で、少し時間を戻したような音楽(と言ったら、語弊があるかもしれぬが)の彼らは、毒と表現されてもおかしくないかな?
Killing Joke
この時代というよりも、メタリカがカバーしたことで、再認知されたというのは皮肉かもしれない。
Kiss
エースが抜けた後、素顔をさらした"Lick it Up"を発表するまでの時。
「もう、彼らは終わった」感が蔓延していたように感じていたが、なんのなんの。
Motley Crue
US フェスティバルで、まともに演奏できないという醜態を現した彼ら。
ここで踏ん張ったのが、LAメタルの隆盛につながったか?
Twisted Sister
80年代メタルの代表格の彼らも、このときはまだマイナー扱いだった。stay hungryのブレイクまで、もう少し時間がある。
The Specimen
残念だけれど、よく知りません。ボジパンの代表格と書いてある。
The Creatures
Siouxie & The Bansheesのスージーと、バッジーによる、第二プロジェクトとある。
どうしてもパンクには疎いのだが、持っていれば、結構なプレミアムがついてそうな予感。
Peter Gabriel
毒という表現はよく言い表しているような気がする。
Hanoi Rocks
北欧といえば、ABBAという認知が依然強かった頃だと思う。
彼らの出現は、メタル、パンクの垣根を越えていたと思う。だからこそ、そのどちらにも幾分取っ付きにくい印象があったのかもしれない。
Simple Minds
毒、かなあ?
Frank Zappa
これは、毒でしょうねえ。グラビアには、しっかり、Steve Vaiも写っています。
今号は以上で。でも、また何か追加するかもしれん。
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