2007年10月24日水曜日

1984年アルバムレビュウ

メタルの話が続いたので、アルバムレビュウを引用。
ここで取り上げたいのが、Alan parsons project<の"Ammonia Avenue"なんです。評価は★★★★☆。納得。

もともと、Yesとか、プログレ畑のエンジニアだったとのことですが、70年代の終わりごろからセルフ・プロジェクトを立ち上げており、84年発表の本作で火がついた、というところでしょうか。

プログレ出身だけあって、音は細かいところまで作りこまれてます。緻密です。でも曲はよりキャッチーで、チャートインしたこともうなずけるぐらい、いい曲が入っています。

まず、人々の耳目を集めないといけない、というような信条を抱いていたようで、ひとりよがりにならない、この姿勢に脱帽です。

実際、ここからは、"Don't answer me"、"Ammonia Avenue"というヒットが出ています。特に後者の音の入れ方はすごいですね。

同時期に、同じプログレ出身のAsiaも活躍していますが、同じようにチャートを意識した、短めの曲を主体にしていました。チャートを意識したことがどうの、こうのではなくって、いい曲を作る実力がある人たちが、それなりのことをやった結果、と考えたほうがいいのでしょう。80年代はきらびやかな印象が先行しますが。こういった実力屋が、評価されていたのも事実なんですよ。