2009年3月20日金曜日

自分の夢を思い出す。

この年になってくると、昔考えていたことなんか、忘れてしまうことが多いのだが、
ひょんなことから、思い出すこともある。

「まっとうな経済学」という本があって、何度か読み返しているんですが、
経済学の基本的な考え方を、イメージしやすい例をあげて説明しているんです。
著者は、アメリカのエコノミスト。

この考え方を伝えるということが難しいんですね。
特に、日本の経済本、最近では簡単な本も増えているとはいえ、外国の経済学者のような、
しゃれたというか、非常にこなれた形で著作を表すというものが無いような気がする。

経済学の考え方は、やはり欧米流、アングロサクソンの考え方が強いので、
日本語で説明しづらい、という点はあるでしょう。(そのため、経済用語は、外国語を訳した、漢語が多い。)
こうした考え方を物語、エッセイなどの形で表すというのは非常に難しいんですよね。

そう、ここで思い出した。自分の夢ですよ。
私は経済学部に入った頃、こういう著作をかけるような、経済学者(または、経済に携わる人間)になるということを夢にしていたのですよ。

ええ、この夢は、私の怠惰のおかげで、かなえることはできませんでした。
だからなのかなあ、こういう本には興味が強いんですよね。

この本といい、Tシャツを追い掛け回す本といい、本当に読むべき経済本が海外の著作が中心というのは、なんか面白くないなあ。