2009年1月25日日曜日

扇動者たち

暗い雰囲気が世の中を覆うと、経済や政治、風俗、文化に対して持論を発表するものが多く出てきます。経済は復活する、よりいっそう落ち込む。日本は世界のリーダーたる存在になる、崩壊する。日本の文化はマンガだけだ、日本には古来より賞賛すべき文化が育まれている。

いったい彼らは何を根拠にこうした発言を行うのだろうか。

彼らの目的は何か。いったい何をしようとしているのか。

数々の知者を名乗るものが、事あるごとに予測をしているが、それが一体何の意味を持つのか。

ある事柄に対する予言が的中したからといって、それがなんの役に立つのか。
ある事柄に対して詳しいからといって、これからも彼、彼女の言うことが今後も当たると言えるのか。

回答なんて簡単に手に入るものではないのに、いともたやすく回答を口にする奴らは何を考えているのか。

彼らの発言に接するに当たり、より根本的な問いが重要になるのかもしれない。