2009年5月9日土曜日

日経文庫

日経文庫は何冊か読んでいます。経済学の基本から、ビジネス情報まで網羅していて野心的だとは思うんですが、できれば、日経から単行本として出版されたものは、この文庫にすべて納めてもらいたい、と思うんですよね。

先日、暇に任せて、本屋に行った際、クルーグマン教授の経済学のちくま文庫版が出ていました。
もとは、単行本として、メディアワークスから出ていましたが、一時、日経文庫からも出ていたはず、なぜ、ちくまなのか?
と思って、ちくま版を読んでみましたが、日経版が絶版になったとのこと。
その後のクルーグマン氏のノーベル賞受賞とか、ブッシュ批判、経済危機など、クルーグマン氏が表舞台に立つ場面は多いので、それでも絶版だったのか、と驚きました、正直。
出版社の事情はわかりませんので、感想のみになりますが、こうした経済本というのは、流行廃りはあるものの、過去の分析、過去の経緯などを辿れるということからも、できる限り手に取りやすい形で出してほしいと思うのです。多少古くても、経済史、経済学史的にさかのぼることもできるでしょうし、そういう意味が、文庫化にはあると思うのです。


だから、ねえ、もったいないと思うんだよね。まあ、買う人が少なければ仕方ないんだけれども、でもねえ、ブックオフで手に取るともできるんだから、内容のある書物はなんとか、長生きできる方法を探してほしいと思います。









したがって、こういう並べ方もできるのですね。なんだか、すばらしく、いやみっぽいですね。